蓮華寺の基本情報
詳細情報
御由緒
日興上人は、日蓮大聖人の墓を守るために、身延山に常駐されていました。大聖人の七回忌を済ませた正応元年(1288)に身延を退かれ、富士山の麓(富士宮市)に本拠を定められ、弟子の日華上人も師に従ってここに移られました。日興上人の終焉の地は37年住持した北山本門寺であります。一日、日華上人は日興上人より「甲州鰍沢に先祖菩提のため、一寺を建立すべし」との師命を受け、日興上人生家大井氏屋敷跡に一寺を建立しました。これが蓮華寺であります。日華上人の地元秋山氏の外護を受けての丹精でありました。 蓮華寺創建の歳である永仁2年は、大聖人の第13回忌にあたります。日興上人はこの歳を期して日蓮大聖人への報恩と、新たな宗門の発展を願って、ゆかりの深い鰍沢の地に一寺建立を発願しました。