青原院の基本情報
詳細情報
文化財
青原院の惣門(身延町指定文化財) 青原院の鴟吻頭竜(身延町指定文化財)
御由緒
曹洞宗冨向山青原院は、天文3(1534)年、小笠原小兼兵衛富清(おがさわらこがねびょうえとみきよ)によって創建されたお寺です。 富清は下総(千葉)の生まれですが、賢く武勇にも優れたため、武田信玄の曾祖父・信昌の招きに応じ文明15(1483)年甲斐へ随行。西嶋の地に居を構えました。 病に倒れた夫・富清の平癒を祈願し、妻・青原ノ前が建てた庵が青原院の前身です。 妻の愛情のこめられた祈りが通じ、富清の病状は回復。富清は西嶋を永住の地と定め、青原ノ前が深く帰依する十一面観世音菩薩を本尊に、青原院を開基。菩提寺としました。