鳥海山大物忌神社蕨岡口ノ宮の基本情報
かな
ちょうかいさんおおものいみじんじゃわらびおかぐちのみや
詳細情報
かな
ちょうかいさんおおものいみじんじゃわらびおかぐちのみや
歴史
目次 1 歴史 1.1 創建に関する諸説 1.1.1 吹浦の伝承 1.1.2 蕨岡の伝承 1.2 古代 1.2.1 山岳信仰 1.2.2 神仏習合 1.3 中世 1.4 一宮争い 1.5 明治以降 1.6 神階 歴史[編集] 創建に関する諸説[編集] 景行天皇または欽明天皇時代の創祀と伝えられるが、創建時期には諸説があり、山頂社殿が噴火焼失と再建を繰り返しているための勧請も絡んでいて、時期の特定は困難である[1]。鳥海山の登山口は、主要なものだけで矢島、小滝、吹浦、蕨岡の4ヶ所(鳥海修験 も参照のこと)があり、各登山口ごとに異なる伝承が伝わるうえに、登山口ごとに...Wikipediaで続きを読む
御由緒
神社の創祀は欽明天皇二十五年(1400余年前)の御代と伝えられている。鳥海山は活火山で、噴火などの異変が起こると朝廷から奉幣があり、鎮祭が行われていた。本社は山頂に鎮座し、麓に「口の宮」と呼ばれる里宮が吹浦と蕨岡の二ヶ所に鎮座する。 大物忌神社は貞観四年(862)十一月官社に列し、延喜式神名帳には名神大社として、吹浦鎮座の月山神社と共に収載されている。後に、出羽国一宮となり、朝野の崇拝を集めた。特に歴代天皇の崇敬篤く、八幡太郎義家の戦勝祈願、北畠顕信の土地寄進、鎌倉幕府や庄内藩主の社殿の造修など時々の武将にも篤く崇敬されてきた。 中世、神仏混淆以来、鳥海山大権現として社僧の奉仕するところとなったが、明治三年神仏分離に際し旧に復して大物忌神社となり、明治四年五月吹浦口の宮が国幣中社に列したが、同十三年七月に山頂本社を国幣中社に改め、同十四年に吹浦・蕨岡の社殿を口宮と称えて、隔年の官祭執行の制を定めた。 昭和三十年に三社を総称して現社号となる。 山頂の御本社は、伊勢の神宮と同じく二十年ごとに建て替える式年遷宮の制になっている。 平成二十一年境内他、国の史跡に指定される。 現在蕨岡ノ宮は無人社で本務を吹浦口ノ宮としており、祭りのときに神職はこちらにやってくる。
引用元情報
「鳥海山大物忌神社」『ウィキペディア日本語版』。この版のURL:https://ja.wikipedia.org/w/index.php?%E9%B3%A5%E6%B5%B7%E5%B1%B1%E5%A4%A7%E7%89%A9%E5%BF%8C%E7%A5%9E%E7%A4%BE&oldid=83992896
概要
鳥海山大物忌神社(ちょうかいさんおおものいみじんじゃ)は、山形県飽海郡遊佐町にある神社。式内社(名神大社)、出羽国一宮。旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。
行事
祭事[編集] 1月1日 歳旦祭 御頭舞奉納 1月5日 五日堂大祈祷 (五穀の占) 4月8日 祈年祭 (吹浦口之宮) 5月3日 蕨岡口之宮例大祭 蕨岡延年奉納 5月4日 吹浦口之宮例大祭 吹浦田楽奉納 5月5日 吹浦口之宮例大祭 7月1日 鳥海山夏山開祭 (吹浦口之宮) 7月14日 鳥海山火合せ神事 (山頂、御浜、西浜、飛鳥、宮海など) 7月15日 月山神社祭 (玉酒神事) 11月8日 新嘗祭 (吹浦口之宮) 11月9日 新嘗祭 (吹浦口之宮) 11月12日 新嘗祭 (蕨岡口之宮)