田中寺の基本情報
詳細情報
行き方
東京メトロ東西線「神楽坂」駅、有楽町線「江戸川橋」駅より徒歩5分
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御由緒
元々は「浄見寺(じょうけんじ)」という名前のお寺で、天神町にあったとされています。 当時は現在のような住宅街ではなく、田の中にありました。 ある日、徳川三代将軍家光公が鷹狩りの途中で当寺に立ち寄り、 「このお寺は田の中にあるから田中寺としたらよかろう」 という御下命をいただいたことから、「田中寺」と改称されました。 また、当寺には「江戸山手二十八地蔵霊場」の一つで、 墓地入口には二十四番目「富田地蔵尊」を祀っています。 この富田地蔵尊の逸話について次のように伝えられています。 戦国末期、富田玄蕃なる人物が日頃地蔵尊を篤く信仰していました。 ところが文禄三(1594)年、玄蕃に対して遺恨をいだく者がいて、ある夜玄蕃の家に討ち入りして首を取りました。 しかし、翌朝その首を取り出して見ると、それは地蔵の首でした。 その者は仰天して玄蕃のところに行き、事の次第を話しました。 玄蕃も驚き、仏壇に安置している地蔵尊を見ると、なんとその首がなかったのです。 玄蕃は「これは日頃篤く信仰している地蔵尊のおかげ」と思い、ついには出家したと言われています。 後に浄見寺が建立されると、地蔵尊が祀られるようになりました。 家光公がお立ち寄りの際に「田中寺」の寺号を頂戴したと先に述べましたが、 その時にこの地蔵尊の逸話を聞き、「富田地蔵菩薩」と名づけられました。 そして、通称「身代わり地蔵」として広く人々の信仰を集め、親しまれました。
田中寺へのアクセス
行き方
東京メトロ東西線「神楽坂」駅、有楽町線「江戸川橋」駅より徒歩5分