乙女八幡宮の基本情報
詳細情報
御由緒
主祭神は誉田別命。本殿は流造柿板葺、拝殿は入母屋造瓦葺で、鎌倉時代創建と伝えられます。例祭は十月一日。 例祭に、かつては江戸の本相撲が勧進されましたが、現在は子供相撲が行われます。 一の鳥居(市指定有形文化財)の柱銘に、元禄十六年に別当寺光明寺が願主、下館の高嶋忠左衛門・乙女川岸の船問屋青木主水尉が施主となって建立したと刻まれています。 同じく船問屋山中隼人奉納の太刀(銘正宗)が、太平洋戦争直後に盗み出されて付近の畑で発見され、逮捕された賊は、これだけは怖くなって捨てたと供述したといいます。無事にもどった太刀は、現在市立博物館に展示されています。思川水運の繁栄との深い関わりが伺われます。 明治の神仏分離により光明寺は廃され、その跡には青いシートに覆われた土俵が、子供たちの元気な取り組みを持っています』