慶昌院の基本情報
詳細情報
文化財
慶昌院のカヤ 静岡県指定の7本のカヤの中で根回りが2番目に大きいカヤです。
御由緒
文明五年(1473年)創建の曹洞宗寺院です。 松原下総守廣長公が今村城築城の際に地域守護を祈願して建立されました。 檀家に限らず地域に開かれた心の拠り所として愛されるお寺です。 弘仁10年(819)弘法大師により創建、天念寺と呼ばれていました。 江戸時代初期、天念寺は幽霊が出るという噂で荒れ果てていました。 各地を巡っていた駿府の存鯨(そんげい)和尚がその話を聞き、堂に泊まって幽霊を待ちました。 現れた幽霊は、源頼朝公の家来、成田三郎慶昌を名乗り、戦乱で切腹しこの寺に葬られたが真に成仏できるよう寺の再興を訴えました。 和尚が寺の再興を約束すると幽霊は消えたということです。