四ツ家稲荷神社の基本情報
詳細情報
御由緒
正徳4年(1714)9月建立の石灯籠があったことから、成立はそれ以前のことだろう。また、『岩松村誌』は元村長の話として「(要旨)正徳元年12月、文書などを焼失。翌年正月、佐藤忠左衛門が神山豊後守晃寅より神祇拝法・祓祈祷法を学び、以後佐藤氏が代々禰宜を務めてきた。よって、もとは佐藤一族の氏神だったのではないか」と記載している。 享保15年(1730)9月13日に神祇道管領卜部氏より「正一位稲荷社」の神階証書を授与されている。幕末の『駿河志料』に「社地3反2畝歩、除地2反五畝歩」。大正期の『岩松村誌』に「本社1尺8寸×1尺5寸、雨覆2間×2間、拝殿3間半×2間、旧社地6反3畝25歩」。昭和初期の『富士郡神社銘鑑』には「旧社領5反6畝10歩、氏子崇敬者68戸」と記されている。