大江院の基本情報
詳細情報
御由緒
草創 不明 草創当時は密教(真言宗)で俗称・大江庵といわれ、天文九年 (1540)最勝院十二世・宗銀により曹洞宗に改宗、伊雄山・大江院となる。その後衰微。元和年間 (1615-24)僧・秀天により再興される。昭和40年代に、「豆国(伊豆)八十八ヶ所霊場納経帳(朱印帳)」がこの寺で発見され、保管。これに明治二十二年の銘があり、豆国遍路が百二十年以前から行われていた事実が判明。 豆国八十八ヶ所霊場納経帳 百二十年前の伊豆遍路となれば、歩きでの巡礼となる。非常に険しい道のりであったと想像できる。特に西伊豆の70番札所~88番札所までの道のりや熱海越え等は相当な覚悟がなければ、結願出来ない。白装束をまとっての巡礼姿が目に浮かぶ。この納経帳での巡礼は、伊豆霊場二十八番札所「大江院」から始まり、二十七番札所「東林寺」で結願。納経帳の記録でおおむね1ヶ月半での巡礼となっている。