伊豆国分寺の基本情報
詳細情報
御由緒
もとの伊豆国分寺は、奈良時代、聖武(しょうむ)天皇の命により奈良の東大寺を総国分寺として諸国に建てられた公(おおやけ)の寺の1つでした。その時代は凶作が続き、地震などの天災もあり世情が不安定だったため、仏の力を借りて人々の不安を取り除こうと国ごとに国分寺が建てられました。 大変大きな伽藍(がらん)だったと伝えられていますが平安初期に焼失し、現在では礎石だけが残っています。昭和34年(1959)に、聖武天皇建立(こんりゅう)国分寺として国の史跡に指定されました。現在残っている8つの礎石は、大伽藍(だいがらん)の七重の塔の跡です。 同じ場所に建てられている現在の伊豆国分寺の宗派は日蓮宗で、むかし蓮行寺(れんぎょうじ)と称されていた寺を改名したものです。