龍潭寺の基本情報
詳細情報
行き方
JR琵琶湖線 「彦根駅」 下車 徒歩 25分
公開時間
9:00〜17:00(11月中旬から2月末は16:00まで)
御由緒
井伊氏の始祖、藤原共保(ともやす)以来の井伊家の菩提寺で、奈良時代行基(ぎょうき)によって遠江(とおとおみ)国(現静岡県)井伊谷に開基された、臨済宗妙心寺派の寺院です。井伊直政が佐和山城主になったのを機に、昊天(こうてん)が佐和山(232.5m)山麓に移築しました。近郊に多くの末寺をかかえ、学僧が学ぶ大道場でした。 潭龍寺垣と呼ばれる竹垣が続く参道を抜けると、緑の木々をバックに江戸時代中・後期に建立された禅寺らしいわびたたたずまいの山門や仏殿が見えてきます。江戸時代初期に建立された方丈(ほうじょう)は、彦根にある数少ない方丈建築の1つです。方丈襖絵前104面は、蕉門十哲(じゅってつ)の1人森川許六(もりかわきょりょく)によって描かれたもので、東庭とともに市指定の文化財になっています。寺院裏山の墓地には、彦根御前とうたわれた井伊直弼(なおすけ)の母の墓や、直弼の側室であった里和の文塚など、多くの史跡が残っています。また、藍渓和尚伝来の七福神も拝観できます。毎年4月1、2日にだるま祭りが行われます。