八甫鷲宮神社の基本情報
詳細情報
御由緒
『明細帳』は当社の創建ついて「創立ハ長禄年度(1457-604)埼玉郡鷲宮村鷲宮神社ノ別ケ御霊ヲ鎮祭、其後元禄八年(1695)本村白石与右衛門発願ニテ社殿建立。尚明治九年本村 渡辺七左衛門義意智氏子協心同力ニテ今ノ社殿共建立セリ」と記している。 白石与右衛門について次のような話が残っている。 その昔、開拓が進んで八甫の村が今くらいの大きさになったころ千石の年貢が課せられていた。村人は年貢が高すぎて収めきれずに苦しんでいたが、ある年、白石与右衛門が願主となって鷲宮村の鷲宮神社に年貢の軽減を祈願し、成就の暁には鷲宮様を八甫の鎮守として勧請することを約束した。すると、次の年から年貢が九〇〇石余に減った。そこで八甫では神様との約束どおり、鷲宮様の分霊をお迎えし、鎮守として奉祭するようになった。 (「埼玉の神社」埼玉県神社庁より)