富多神社の基本情報
詳細情報
御祭神
《主》石凝姥命,経津主命,応神天皇,別雷命,倉稲魂神,火之迦具土神,市杵島姫命,素盞嗚命
御由緒
富多村内に鎮座していた十二社を合祀して大正四年に新設され、富多神社と称した。経緯として大正三年十月二五日に当時の村長であった大作新右衛門らによって誓願が出され、翌四年に実施された。 富多村の中心地が神間であったことから、境内地として現在の地がえらばれ、またこの土地は元々、合祀した神社の中の一社に当たる稲荷神社の境内地であった。当時の稲荷神社の境内地はそれほど広くなかった為、氏子の協力によって(周りの田に土を盛って)境内の拡張が図られた上で、遷座が行われた。 一方、本殿は旧椚村の石神神社のものが移築され、口碑の伝によれば、石神神社の創建は徳治元年(一三〇六)三月と推察され、正徳二年(一七一三)に修復されたことが確認されている。この本殿も腐朽、破損等が激しくなり、平成五年に新しく塗漆され(遷宮祭十月七日)、現在に至る。