久伊豆社の基本情報
詳細情報
御由緒
当地は古くから水の便が悪く、耕作には村人の苦労するところが大きかったという。そのため当社を豊作を祈る鎮守様として深く崇敬し、神社を心のよりどころとして生活して来た。 祭神は大己貴命であるが、氏子は「お鎮守様は女神様だ」と言う。 幕末までは上会下村の曹洞宗雲祥寺末慈真院が当社の管理をしていた。この寺には、今でも神社と深い関係を持つ有名な雨乞いササラがあり、その昔慈真院の僧蘭山慈秀が元禄六年干ばつに苦しむ村人のために、獅子頭を作り、この行事を始めたと伝える。現在、獅子頭は寺に保管され、祭にはここから神社に向けて獅子が出ることになっている。 (「埼玉の神社 埼玉県神社庁」より)