満福寺の基本情報
詳細情報
文化財
木造不動明王立像、木造愛染明王座像、板石塔婆、須弥壇、宮殿、御朱印状、大般若経(市指定文化財)
御由緒
白田山観音院満福寺は、真言宗豊山派の寺院で鳥羽天皇(1110年頃)の御代に弘誓房深海上人が草創した。 後に畠山重忠公が寿永年間に再興し、菩提寺としたものである。 本尊は不動明王、制吒迦、矜羯羅両脇侍の三尊立像で彩色の宮殿に安置され、須弥檀、前机とともに市指定文化財になっている。 現本堂は、以前は講堂で開口十間、奥行七間あり、寛政四年(1792)建立のものである。 重忠公の菩提寺として実山宗眞大居士の位牌があり、寺宝として茶釜、茶碗、太刀、長刀、大般若経、御朱印状等が伝えられている。 別棟の観音閣には、重忠公の守本尊(等身大)である六尺三寸の千手観音像が安置され、秩父坂東東西国百番観音像、算学絵馬(和算家が自己の発見した数学の問題や解法を書いて奉納した絵馬)等がある。 また、当寺の裏には、彰義隊士水橋右京之亮の墓、重忠廟の碑もある。