洞照寺の基本情報
詳細情報
御由緒
『寺は永正十三年(1516)二月二十日に寂滅された当寺の碩船長印大菴主が文明年中(1469~86)に開基したものと過去帳その他の記録にある。しかし宝永七年(1710)第十七世代に火災で一切を焼失しているので、詳しいことは不明である。 本尊は恵心作の十一面観世音菩薩で、現在の伽藍は第二十四世棟門碩梁代に再建されたものであるが、寺の紋が菊水であるので、戦国時代(南北朝時代では?)の南朝方とくに楠木に旧縁ある武将の創立か、あるいはその厚い帰依があったのではないかと想像される。 境内には古来からの西国巡礼三十三観音が建立されており、かって牧野候(長岡藩主)がしばしば駕を枉げられたという話もうなづかれる。』