住吉神社の基本情報
詳細情報
御由緒
「神社明細帳」(明治十九年)に「東蒲原郡津川町字下田町 郷社・住吉神社」とある。 敏達天皇九年(580)に摂津国(住吉大社)から勧請したとも伝える。 当初,別の場所に鎮座したが,貞治元年(1362)に現在地に遷って以来,産土神として崇敬を集めた。 明治六年(1873)には郷社に列せられた。 祭神は底筒男命,中筒男命,表筒男命の住吉三神で,さらに合殿で田心姫命,湍津姫命,市杵嶋姫命,蛭子命,事代主命を祀る。 明治四十一年(1908),字御小屋の金刀比羅神社(大物主命),字寺ノ前の八坂神社(素盞嗚尊),字稲荷宮の稲荷神社(宇賀魂命)を合併した。 「明細帳」は境内社を七社記録している。稲荷神社(文化八年創立で,祭神は倉稲魂命),秋葉神社(明和六年創立で,祭神は軻遇突知命),春日神社(創立年月不詳で,祭神は武甕槌命,伊波比主命,天兒屋根命,比賣神),北野神社(創立年月不詳で,祭神は菅原道真朝臣),若木神社(創立年月不詳で,祭神は少彦名命),水神社(創立年月不詳で,祭神は水波女命),山神社(創立年月不詳で,祭神は大山祇命)である。 いずれも石祠であったが,昭和四年(1929)に本社に合併となった。