大日寺の基本情報
詳細情報
御由緒
今は真言宗醍醐派に属していますが、寺伝によると、大海人皇子(後の天武天皇)ゆかりと云われ、吉野山で最古の寺院であったと伝われている日雄寺の跡と伝えられています。 大日寺の名が示す通り、此の寺には大日如来を中心として五体からなる藤原時代の木造五智如来坐像が安置されています。如来諸尊の舟形光背は、唐草透、彫の金箔押し、金剛界大日如来を表す智挙印を結んだ指の優雅さや、優しさの中にも厳しさを秘めた面相、結跏趺坐する台座の蓮弁は巧緻をきわめた美術品としても高く評価されており、藤原時代の仏像の特徴がよく表現されています。