華足寺の基本情報
詳細情報
文化財
山門、客殿(県指定有形文化財) 馬頭観音堂(市指定有形文化財)
御由緒
別名、鱒淵馬頭観音といいます。 馬頭観音とは、馬が一心に草を食むように、人の煩悩を食らい尽くすという仏様。馬の守護仏としても祀られます。 華足寺は、西暦800年頃、蝦夷征伐にこの地を訪れた坂上田村麻呂が建立し、この地で死んだ愛馬を葬ったと伝えられている由緒あるお寺です。 安永の『登米郡鱒淵村風土記御用書出』には「田村麻呂の乗馬が一日で七か所の上棟式をかけ巡ったので、その早足に不思議を感じ、最後に訪れた鱒淵で死んだため観音堂上の山に埋め、石経を書かせ塚を築いた。ところが、夜毎に塚から光が出るので、人々が不思議に思って掘ってみると馬は悉く金色の馬頭明王となってあらわれ、石の箱をしたため山の鬼門の方向に埋めて置くことを言い伝えた。」とあります。