奥山愛宕神社の基本情報
詳細情報
御由緒
慶長13年藤堂高虎が伊予国から伊賀へ転封にさいし随従してきた家臣山内某が信仰していた火之迦具土神を深山幽邃の現社地に鎮祀したのに始まる。“奥山権現"の尊称で崇敬され、火伏せ、病気平癒、戦勝祈願、厄除けの神として信仰されてきた。江戸時代に眼病が大流行したとき霊験があり、一躍有名になり、明治以降は、戦地に赴く際の戦勝祈願に多くの人が訪れた。その創建の由来は明らかではないが藤堂高虎が伊勢・伊賀に転封された際、その家臣山内某が信仰していた愛宕神を現在の地にお祀りしたのが始めといわれている。境内のブナの原生林は昭和48年に三重県の天然記念物に指定された。権現川の清流に沿って神社に至る参道にはかつては一丁ごとに丁石が建てられていたが、現在は数基を残すのみとなった。