滝仙寺の基本情報
詳細情報
御由緒
当山は、青山連峰の西麓青山町瀧の地にありて、上津谷の上限で、往昔七堂伽藍の荘麓な禅寺であったが、天正年間兵火に会い焼失した。大和牛ケ峰(弘法大師行場旧跡) に住したる宥海法印が後に故郷菩提寺の破滅を知り、慨嘆して、本尊及び什物等を持ち帰り一寺を建立し、阿弥陀院滝仙寺と号し、この時真言宗に改めた。中興の僧は、宥海法印なり。その後4代目の住職宥禅和尚の時堂字を三河守古城の麓に移し、南岳山と名ずく。文政10年10月、再び祝融の災難にあい、本堂、庫裡、その他客殿、土蔵等全て灰燼する。しかれども本尊及び宝物等はその難をのがれ今に保存す。昭和23年堂宇を改築、弘法大師御入定1150年の御遠忌記念として昭和60年山門建立、本尊立江延命地蔵尊は、伊賀四国八十八ヶ所の関所として伝えられ、子授け地蔵、延命地蔵として有名で地元では長寿者が多い。毎月24日縁日には檀家の延命会の会員の参詣あり、又4月24日は地蔵会式で遠近より善男善女の参詣が多い。寺庭には、三密の松、広葉杉がそびえている。近くに、室生、赤目、青山、国定公園あり。
札所
伊賀四国八十八ヶ所第19番 東海近畿地蔵霊場第10番 伊賀忍者回廊第12番