久志本社の基本情報
詳細情報
御由緒
天牟羅雲命は神皇産霊尊の六世孫。度会神主の遠祖である。(外宮神官家の系図に見る久志本家の遠祖でもある。) 天牟羅雲命は天孫(天の神の子孫・天照大神の孫とされる「ににぎの命」)の命を受けて高天原に赴き天忍石の水を持ち帰り食國の水に混じて、良水に変えたということである。 いわば、治水の功績のあった神である。(この水は、のちに豊受大神宮の御井戸に移され、その水を用い、天照大神の御饌が調進される慣わしとなった。) 久志本村には、永久年間(1113)の頃よりその子孫が住みつづけた。 久志本社は、神宮の一族がその祖天牟羅雲命を氏神として祭ったものである。 明治八年(1875)久志本村は社地を久志本家から譲り受け、久志本・新出の氏神として祭られている。