春日神社の基本情報
詳細情報
御祭神
建御賀豆知命,伊波比主命,天之子八根命,比売神
御由緒
山紫水明のこの地は古代より藤原氏との関係が深く、奈良の春日大社の御祭神を勧請して、宮野大明神として創建され千年を迎えました。 桓武天皇の平安遷都に伴い、当地は禁裏御料地となり、平安京の御造営には、大量の材木が筏により都へ運ばれました。その事により林業が飛躍的に発達し、明治の時代に私有地化してからも、昭和四十五年代までの永きに亘り、恵み多い郷として栄えて来ました。又、明治四十二年は黒田発電所が建設され都へ電力を送る一大事業がなされ、黒田の地に京都府初のトンネルも開通し、歴史にその名を残して来たのです。 本殿は、京北では数少ない三間社造りで鎌倉時代に皆造営され、花の元禄十六年(1703)に現在の本殿が造営されました。 江戸時代の(1723年)に春日大明神、明治十六年に春日神社と公定された。昔から都へ十里と遠く、この地で大社のお詣りが出来る小宮さん十一社と稲荷山に正一位稲荷大明神をお祭りし、朱の鳥居を連ねています。宝蔵は建武四年と古く市文化財に指定されています。 近年は、幻の珍種と詠われる「百年桜」の人気が高く大変なにぎわいとなります(四月下旬)。境内には生命力をいただく紅梅や松月桜が立派です。