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文化財
■紙本著色遊行上人絵巻 重要文化財。美術工芸品(絵画/絵巻)。鎌倉。指定書番号1682。4巻。時宗。非公開。
御由緒
時宗。山号、市中山は、平安京の東の市に有った事に由来する。空也上人が松尾大社の神勅に依り、松尾社前の鰐口半分を頂き、鉦たたき念仏の道場として市屋道場のもとを創建したと伝えられる。本尊引接阿弥陀如来は定朝作といわれ、花山天皇の御念持佛を空也上人が受けたと伝えられる。もと天台宗であったが、鎌倉期32代唐橋法印胤恵が一遍に帰依し、作阿弥陀佛(作阿)と名を改め時宗とした。その所在地から市屋道場と呼ばれ、大永年間(1521~1528)には足利義晴が泊ったことから、一夜道場とも呼ばれた。市の祭神、市姫神社を鎮守とし保護する。1591年(天正19)豊臣秀吉の行なった京の街の区画整理で、市姫社と共に現在地に移転した。