中院(壬生寺塔頭)の基本情報
詳細情報
御由緒
壬生寺の塔頭(支院)である中院は、古名を中之坊と呼ばれ、寛永年間(1624〜43)に、本良律師が創建された。現在の御堂は、文政十二年(1829)の再建である。 御本尊は、十一面観世音菩薩(鎌倉時代作)である。 かつては壬生寺には十一の塔頭があったが、天明の大火などにより衰退し、今に残っているのはこの中院のみである。 明治時代に律宗の修行道場となり、この頃に中院と呼ばれるようになった。現在は、京都市の老人福祉施設「壬生老人いこいの家」としても利用されている。