崇道神社の基本情報
詳細情報
御由緒
奈良末期〜平安初期の皇族・早良親王を祀る。 早良親王は、光仁天皇・高野新笠の子で、桓武天皇の実弟である。延暦四年に起こった藤原種継暗殺事件の首謀者として逮捕され、乙訓寺に幽閉された後、淡路に流される途中、無実を主張して絶食死した。 その後、桓武天皇の近親者の死が続き、都に悪疫が流行したため、早良親王の祟りと噂され、その怨霊を鎮めるために延暦十九年には崇道天皇の追号を贈り、墓を現在の八島陵へ改葬した。 ほかに、藤森神社・上御陵神社にも崇道天皇が祀られているが、崇道天皇のみを祭神としているのはこの崇道神社だけである。