正伝護国禅寺の基本情報
詳細情報
御由緒
正伝寺は、吉祥山と号し、その創建は鎌倉時代にさかのぼる。 国の重要文化財に指定されている本堂(方丈)は、入母屋造、こけら葺で、寛永年間(1624〜1644)に伏見城の遺構を移建したものと伝えられる。また、本堂の襖絵は、桃山時代の絵師・狩野山楽の筆になる逸品である。 さらに、本堂前庭は、白砂敷にサツキを中心とした三群の刈込みを配した枯山水で、土塀越しにのぞまれる比叡山が美しい姿を見せている。この庭園は、京都における代表的な借景庭園として、昭和60年6月1日、京都市指定名勝とされた。