駒林神社の基本情報
詳細情報
御祭神
《主》天満大自在天神,天照大神,十二天神,伊弉那岐命,誉田別命,妙義山神
御由緒
菅原道真公を主神とする駒林神社(旧中駒林村天神社)は天台宗別当金蔵寺の兼務であった。神社に関する覚書等は度々の寺の火災等により消失されたと伝うるので、創祀年代は不詳だが、免れた明応三年の覚書の中に中村天神社の名記がある所からそれ以前に創祀された事が推定される。新編武蔵風土記稿に『天神社、字中村にあり、中分の鎮守なり前に石階三十三段を設、石の鳥居をたつ、社前に拝殿あり、三間に二間半、神体木の坐像にて一尺許』とある。境内の八幡鳥居には寛政八年九月別当金蔵寺と記名がある。明治十五年四月、天照大神と天満大神を合併、大正二年十月と記名の社頭石碑に、『村社駒林神社鎮守』とある所から、此頃旧村社に因んで社名を駒林神社と改めたと見られる。 大正三年十二月五日八幡神社、十二天神社、熊野神社、妙義山神の四社を合併、昭和三十六年に慶應義塾より隣地三畝二九歩を買いうけ、翌年新築社殿に加え社務所及境内を整備した。昭和三十九年十月、江戸城外濠の廃石を氏子の協力で申し受け、境内石垣の大工事を完成した。