中村八幡宮の基本情報
詳細情報
御由緒
中村八幡宮の創建年代は不詳であるが、口碑によれば醍醐天皇の御代、延喜年間には既に此の地に奉祀され、八幡大明神と称したと伝へられる。新編武蔵風土記には「八幡社棟地二畝二十八歩村の中程に建てり。鎮守と五丹大王を祀れるなり。玉泉寺持ち」とあり、明治6年村社に列せられた。當宮は、古く神地神田等を有したが、明治10年地租改正の際、或は上地となり、或は散じたとされる。源頼朝が鎌倉に幕府を樹て、鶴岡八幡宮を勧請せられてより毎年1回、幕府より當宮へも幣帛を捧げられ、また北条氏に至っては、米穀または田地を寄進したと伝へられる。(現に當宮より通づるに俗称鎌倉道と云ふあり)