熊野神社の基本情報
詳細情報
御由緒
社伝によれば、神社の創建は今から1,200年以上さかのぼった延暦年間の頃で、蝦夷征伐の際に当地を通りかかった坂上田村麻呂公とその兵たちが、大嵐に遭遇しました。 石まで吹き飛ぶような嵐の勢いに、兵たちは「これぞ蝦夷の悪路王の呪いに違いない」とおののき、前進できなくなったそうです。 そこで坂上田村麻呂公は、日頃から信仰していた熊野権現をお祈りしたところ、突然雲の切れ間から一羽の鶴が舞い降り「御世万歳」と叫びました。 すると雲は消え、嵐はすっかり収まったといいます。これに感謝した坂上田村麻呂公は、当地に熊野権現を祀る社を建てたのだそうです。