雲峰神社の基本情報
詳細情報
御祭神
卯 →文殊菩薩 辰・巳→普賢菩薩 午 →勢至菩薩
御由緒
水沢など旧仙台領内には、ケダイ神(ケライ神、ケデア神とも云う)と呼ばれる俗信が伝わっています。 このケダイ神信仰は、人の生まれた年の干支に従って、子(ね)、卯(う)、午(うま)、酉(とり)の四つの干支が、それぞれ一柱の神をもち、丑(うし)と寅(とら)、辰(たつ)と巳(み)、未(ひつじ)と申(さる)、戌(いぬ)と亥(い)の二つずつの干支年の四組が、それぞれ一柱の神を共同で信心する形をとり、合わせて、八つの干支組みを設定しています。 その人の生まれた年の干支とケダイ神は、宿命的な授かりもので、自由に選ぶことができない建前のものです。 人間が、自分の生涯を守護してくれる神仏の存在を求める、素朴な心の源であると思われます。 ケダイ神の語源も、天台宗の三諦観サンダイカン(空諦クダイ、仮諦ケダイ、中諦チュウダイ)の一つの仮諦であるとの説がとられ、「ケダイ」と読むのが一般的です。 水沢地方では、古くから元朝詣りや、ケダイ神を祀る神社、お堂の縁日などに、ケダイ神詣りをする風習があります。 看板より