太神宮の基本情報
詳細情報
御祭神
《主》天照大神,《配》大穴牟遅命,少名毘古那命
御由緒
創立大同二丁亥年(807)、夷族の首魁魔王麿衆賊率いて事を起すに依り、朝廷坂上田村麻呂に勅して之を伐しむ。遂に奥州に入り当地に力戦すること数年、遂に討伐の功を奏したるは神霊の冥助に依ることたるを信じ、守護神として本社を創立せらる。昔盲人と躄が伊勢参宮を志せしが不能なりの桜の一枝を折り差木と為す。二人の心神に通じ成木となり病神徳により治癒した。二代目の桜の老木あり。開田に就いても霊助厚く、志戸平よりの坑道中、蟹沢以東流水せざるに依り一同憂慮し、担当史大いに狼狽割腹して不覚の罪を謝す外なく、一同と共に懸命に参籠し神明に祈願せるに、七日目に通水した。此の担当史は煤孫治兵衛盛忠と云い元禄三年(1690)改造の棟札に記載あり。峯の温泉神社の祭神大穴牟遅命少名毘古那命大同二年(807)の勧請にして以来療養病国土鎮護神として崇敬せられ、明治四十二年(1909)太神宮に合祀する。