楢本神社の基本情報
詳細情報
御由緒
延喜式内社(加賀國石川郡/楢本神社)です。 境内の説明看板によると、由緒は不詳であるが13世紀ころには、天台宗白林青蓮寺により別当が置かれていたとのことです。 境内には十一面観世音堂があり、養老二年(718年)に泰澄大師が巡られたおりに、青蓮寺に従一面観世音を納めたと伝えられ、明治の神仏分離の際に楢本神社に預けられたものであるとのことです。 白山市宮丸にある楢本神社境内の説明看板によると、近隣には三社の楢本神社があり、近くの河川の度重なる氾濫により遷座・分祀を繰り返し、三社になったとのことです。 民俗学者の畑中章宏氏によれば、全国各地の海・川・湖・沼の畔に水神として十一面観音が祀られていることが多くあり、その村の人々が水害の記憶を留めるためのものであったのではないかとの見解を示しておられます。