東金砂神社の基本情報
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御由緒
延暦二十五年(八〇六年三月(五月に大同と改元)、 平城天皇の勅願によって、宝珠上人が社殿を造営し祭壇を設けて、現在の滋賀県大津市坂本にある日吉神社 (山 「王権現)の祭神の分霊を祀って、国家安泰・五穀豊穣の 祈願所とした。翌大同二年(八〇七年)坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際、祈願のため多宝塔を建立した。仁明天皇の承和年間(八三四年~八四八年)唐に渡って帰国した 慈覚大師(円仁)が、嘉祥二年(八四九年)諸国巡拝の際当山に登った。山上からのながめが比叡山によく似ているので、大師は二十一社の末社を移して祀り、なお羅漢堂を建て十六羅漢を安置した。 祭礼は、二月十一日の嵐除祭と、十二月十三日の金砂祭(かなさまち)と七十二年に一度執行される大祭礼 (大田楽)とである。 (神社にある案内より)