十善寺の基本情報
詳細情報
御由緒
當山は開基一千年の法灯を誇る霊域でありまして人皇第七十代後冷泉天皇の御宇天喜五年信覚大師の創建にかかり住持は七十三僧房七堂伽藍を擁しましたが惜しくも戦国の兵火のため灰烬に帰し現在の寺観の姿は元禄の高僧永源寺仏霊祖笠禅師の発願を継ぎ寛文五年に當町高羽の人楠本二左衛門高重の再建によるもので宝暦十一年呑海禅師を招じ又烏丸大納言公の扁額寄贈援助により築かれ現在の寺観が完成されました。 即ち本尊に十一面千手観音菩薩を安置し奉り脇仏として弘法大師及び諸天皇を祀り背山に八十八ケ所霊場を有し東神戸に於いて世人の参詣帰依を広くし又春秋には櫻花紅葉の名所として一般登山者の来訪を得る処であります。