中山寺奥之院の基本情報
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御由緒
その昔、第十五代応神天皇の御代、世に大変な疫病が蔓延し、人々は応神天皇との政争に敗れた忍熊皇子(おしくまのおうじ)の祟りであると恐れました。 応神天皇は祟りを鎮めるために忍熊皇子の墳墓へ使者を遣わせたところ、一羽の白鳥が飛び出でました。その白鳥は奥之院の大岩に降り立ち、その大岩より清らかな水が湧き出しました。それ以来疫病は治まり、忍熊皇子の御霊は厄除神として大岩の窟(いわや)に祀られ、湧き水は諸疫を祓う清水であると信仰を集めたと伝わっております。 後に聖徳太子によって中山寺がひらかれた際、大岩を取り込むように拝殿が建立され、日本で最初の厄神さまをお祀りするようになりました。