船坂山王神社の基本情報
詳細情報
御由緒
「承応二年(1653年)八月村中ノ人民之ヲ創建ス村社」(船坂村地誌)とあるが、それより以前の天正年間、播州三木の城主別所長治の崇敬が篤くその祈願所であたっと云われています。 天正始め(1582年)頃、織田信長が羽柴秀吉に命じて播州三木城を攻略させた時、赤松の家臣小野三郎は西尾の砦を守っていたが、一村ことごとく兵馬に蹂躙され当社(古文、旧記、宝物)も又兵火の難に遭ったと伝えられています。 かつては、年中行事の秋祭りには、馬場先において盛大な馬遊びの行事があったと云われており、古雅にして勇壮をきわめ、遠近寄りの観客で非常ににぎやかであったが、現在馬遊びは中絶しています。 この神社の氏子は、祭神大己貴命の神威をおそれ、古来藁を打つのに槌を使わず、必ず杵を使用したと云われています。 毎年11月23日に秋祭りが催され、年末には鳥居などに飾る注連縄作りが行われています。