旭山神社の基本情報
詳細情報
公開時間
参拝可能時間:24時間 授与所:午前9時より午後4時(不在の場合あり)
御祭神
《主》息長帯日売命,品陀和気命,市岐島姫神,湍津姫神,田心姫神,《配》天児屋根命,菅原大神,柿本人麻呂,帯中津日子命,太玉命,素盞男命,宇迦之御魂神
御由緒
当社の創建は、大変に古く不明です。 その昔広島市はほとんどが海で、当神社は岬の先端で山の下は波が洗っていました。 伝説によるよ、御祭神である神功皇后が、仲哀天皇2年(西洋歴193年)に船で九州に向かわれる途中(三韓征伐)この岬にお登りになり休憩されました。その時出迎えたこの土地の県主(あがたぬし)が大きな鯉を献上したところ神功皇后は、「おお、こひ、こひ」と大変お喜びになりました。 その因縁によりこの地域を「こひ(己斐)」と呼ぶようになったと言い伝えています。 この後弘治元年(1555年)10月1日毛利元就が宮島で陶晴賢との合戦(世に「厳島の合戦」)に向かう途中、戦勝祈願の為当社にお立ち寄りになられました。ちょうど夜明けで東の空に朝日が昇り輝き、元就は「縁起がいい」と大変喜び当社を「旭山八幡宮」と名付けました。 また、天正17年(1589年)に毛利輝元が広島城を造営する時、その場所を決める為の下見に当社に登ったと言われています。 先に書いたように市内は海でした。この海を「こいの浦」と呼んでいました。 広島城は「こいの浦」に造られた城ということから別名を「鯉城(りじょう)」と言います。(諸説有り) 昭和20年8月6日に原子爆弾が広島に投下されたとき、当社は爆心地から3㎞弱のため、爆風により社殿は倒壊しましたが炎上は免れました。