長安寺(みかえり不動尊)の基本情報
詳細情報
文化財
長安寺の宝篋印塔 (伊勢崎市指定重要文化財)
御由緒
長安寺は群馬県伊勢崎市西小保方町にある天台宗の寺院。 正式名を「真光山 永照院 長安寺」と号す。 後深草天皇の正嘉元年(1257)に鎌倉大地震が起こり、続く正元年中(1259)の大飢饉とをあわせ、佐波路の領民は瀕死の状況にあった。 文応元年(1260)亮海上人は釈迦牟尼の宣告をうけてこの地に草庵を結び、ひたすら本尊に村民の救済加護を祈願した。 すると、たちまちにして飢餓・病魔等を退散させることができたという。 長安寺の「なさけ釈迦」の名も今に口伝されている。 以来七百三十有余年風雪に耐え、村民の心の依所として、今日到るまで輝かしい法燈をつたえている。