化粧薬師の基本情報
詳細情報
御由緒
昔この地にあった風呂沼に、いつの頃か大蛇が住み着き川を氾濫させて田畑を荒らすようになった。 困った村人たちは生娘を人身御供として大蛇に捧げ、犠牲になった娘達を供養するため薬師如来を立てた。 いつしか大蛇も死に絶え風呂沼もなくなったが、人々は犠牲になった娘たちを憐れみ、薬師如来に白粉と口紅で化粧を施して祀るようになった。 しかし娘たちの怨念はこの地に残り、嫁入りでこの前を通ると必ず破談するようになり、逆に縁切りを願う女がこの薬師如来に参拝すると必ず願いが叶えられたという。 後に病とも縁が切れるという御利益もありと言われるようになり、特に眼病には霊験あらたかという。