妙林寺の基本情報
詳細情報
御由緒
羽黒山と号し、創立当初は比叡山延暦寺の直末であったが、宗源の代から上野国世良田長楽寺の末寺となった。天長元年(824)弘法大師が和田村に一寺を建立し、さらに仁寿二年(852)慈覚大師が開山し僧慶豪という者が住持となったという。同寺は応永年間(1394-1428)に衰亡した時があったが、二階堂家の家臣青木下記の尽力で復興したという。文安年間(1444-1449)二階堂為氏が岩瀬郡に下向したとき鎌倉法界寺の明栄という僧を伴っていたが、のち須賀川城二の丸に寺を移し住僧としたという。天正十七年(1589)須賀川城落城時に兵火により焼失したが、天正年間(1573-1592)に宗源という僧が蒲生氏郷の家臣白河城代町野長門守に願い出て現在地に再興したという。