佛木寺の基本情報
詳細情報
行き方
宇和島バス 「仏木寺」下車 (0.1km) 41【龍光寺】より (自家用車)約8分 約4km (徒歩)約50分 約3km 43【明石寺】より (自家用車)約30分 約16km (徒歩)約4時間 約11km
文化財
木造大日如来坐像、木造弘法大師坐像(愛媛県指定有形文化財) 佛木寺文書(宇和島市指定有形文化財)
御由緒
牛の背に乗った弘法大師の伝説が語り継がれる仏木寺には、境内に家畜堂という小さなお堂がある。ミニチュアの牛や馬の草鞋をはじめ、牛馬の陶磁器、扁額などがところ狭しと奉納されている。近隣の農家では、田植えが終わったころに参拝に行き、牛馬の守護札を受けて帰り、畜舎の柱に貼っていた。往時は農耕をともにした家畜たちの安全を祈願していたが、最近ではペットなども含めて動物一般の霊を供養したり、また、闘牛の飼育者の間にも信仰が広がっているという。 大同2年のころ、弘法大師はこの地で牛を引く老人と出会った。誘われるまま牛の背に乗って歩むと、楠の大樹の梢に一つの宝珠がかかって、光を放っているのを目にした。よく見ると、これは大師が唐から帰朝するときに、有縁の地が選ばれるようにと、三鈷とともに東方に向かって投げた宝珠であった。大師は、この地こそ霊地であると感得、堂宇の建立を決心した。大師は自ら楠で大日如来像を彫造、眉間に宝珠を埋めて白毫とした。これを本尊として安置し、「一カ山仏木寺」と名づけ、草字体で書写した『般若心経』と『華厳経』一巻を奉納されたと伝えられる。 その後、寺は牛馬安全の守り仏、大日さまとして信仰をあつめ、鎌倉時代には宇和島領主・西園寺家の祈祷、菩提寺となるなど隆盛を誇った。戦国時代には戦乱に災いされるなど、苦難の道を余儀なくされたが、再建に励んで面目を一新し、活気に満ちている。
札所
四国八十八箇所第42番 南予七福神霊場第4番(大黒天)
佛木寺へのアクセス
行き方
宇和島バス 「仏木寺」下車 (0.1km) 41【龍光寺】より (自家用車)約8分 約4km (徒歩)約50分 約3km 43【明石寺】より (自家用車)約30分 約16km (徒歩)約4時間 約11km