岩船地蔵尊の基本情報
詳細情報
御由緒
この岩船地蔵尊は、日本三大岩船地蔵(下野岩船・越後岩船・上総岩船)の一つである。 後宇多天皇の頃の建治元年(1275年)9月、中納言藤原兼貞卿が東国の衆生済度のため、御本尊と75座の神々をいただき巡航中、たまたま台風に遭ってしまい、この付近の釣師海岸に漂着した。 このとき御本尊から多くの吉兆があらわれ、一同は無事に上陸することができた。 これにより、兼貞卿は村人と相談し、景色の美しいこの地にお堂を混注して御本尊を御祀りしたと伝えられている。 以来、五穀豊穣、海上安全、所願成就の守り本尊として、人々の厚い信仰を集めている。 安置されている御本尊は、檜の寄木造りで室町時代の作と言われ、いすみ市指定の文化財となっている。 なお、縁日は毎年8月23日、24日の両日である。 岩船地蔵尊保存会 【案内板の書き起こしです】